カーコーティングは下地処理によって大きな差が生まれます。
ボディの状態に応じた下地処理を行って、塗装のツヤ・光沢を引き出した上でコーティングを施工しています。
施工の様子をお伝えします。
トヨタ RAV4のカーコーティング
トヨタ RAV4
カーコーティングを施工させていただいているお車ですが、ボディ全体にダメージが増えてしまったため、研磨処理を含むコーティングの再施工をご依頼いただきました。
ティーズクリアーコーティング Regular
特殊照明下における計器類を使用したボディチェック
特殊照明を配置したコーティングブース内において、塗装膜厚計や光沢計等の計器類を用いながらボディチェックをしていきます。
全体にダメージが付着しているだけでなく、ボンネットやルーフ等のボディ上面はシミが深く深刻な状態です。
計器類も使用して塗装状態をしっかりと把握しましたので、最善の処理を施してよみがえらせていきましょう。
下地処理 純水洗車
純水洗車から取り掛かります。
愛車のキレイを維持していく上で、正しい洗車方法によるお手入れは必須です。
そのためティーズフィルムでは、ご自分でお手入れをされる方には無料で洗車教室を受けていただいていますが、最近では2回目を受ける熱心な方も多くいらっしゃいますね。
下地処理 磨き前の下処理
続いては磨き前の下処理に取り掛かります。
洗車で落とすことが出来ない汚れはもちろん、ボディに付着した鉄粉やスケール等の不純物を特殊溶剤を使って分解除去クリーニングしていきます。
洗車後にも関わらず、特殊溶剤に反応してかなりの不純物が浮き上がってきましたので・・・
ボディにダメージを与えることなく分解除去クリーニングしました。
この他にもパーツの継ぎ目やモールの溝、エンブレム周りやグリル部分、給油口の中やナンバープレートの裏側まで、特殊溶剤と熊野筆等を使って細部に至るまでクリーニングしていきます。
不純物の付着状態を見ると、もう少し短い期間でコーティングメンテナンスをさせていただいた方が良いですね。
ティーズフィルムではこの純水洗車と磨き前の下処理と全く同じ工程を、コーティング施工後のメンテナンスでも取り組んでいます。
超低価格でありながら非常に濃い内容となっているため有効利用されるお客様がかなり増えており、数ヶ月以上先まで予約が埋まっているような状況です。
下地処理 ボディ磨き
ボディ全体の不純物除去クリーニングが終わったら、次はボディ磨きに取り掛かります。
ティーズクリアーコーティングのメリットを生かしたリカバリーでいきたいところですが、残念ながらダメージが深過ぎるため研磨処理は必要なボディ状態です。
塗装状態に応じた研磨処理を行ってツヤ・光沢を引き出していきます。
ボディ磨きのビフォーアフター
ボディ磨きを行った変化をご覧いただきましょう。
しっかりよみがえっているのがわかります。
ボディ上面はかなりのダメージですので、通常の研磨処理では難しいため・・・
普段はあまり行わないサンディングを施した後・・・
いくつかの研磨処理をして・・・
何とかここまでよみがえらせました。
これらのボディ磨きは、ただ単にダメージを磨いて消しているだけではなく、塗装膜厚計や光沢計等の計器類を使用した「塗装を数値化した研磨」によって、コーティングの土台となる塗装を如何に減らさないか・・・を常に考慮しながら、ツヤ・光沢をしっかりと引き出しています。
ボンネットも和ジミの陥没傷が多くある状態です。
ボディ磨き前の塗装膜厚は 114ミクロン
光沢計の数値は 79 ですが・・・
こちらもサンディングをした後・・・
いくつかの研磨処理を行いました。
ボディ磨き後の塗装膜厚は 109ミクロン
今回は5ミクロン程度の研磨を行って・・・
光沢計の数値は 87 までUPさせました。
いつもの研磨では1工程に 0.8~1.2ミクロン程度の研磨しか行いませんが、今回のボディはそれでは全く意味をなさないようなボディの状態でした。
多少のダメージは残りますが、屋外で見ればほとんどわからない状態にはなっています。
今後のことも考慮して塗装を見極めながら複数工程で磨かせていただきました。
サンルーフ ガラス磨き
このお車にはサンルーフが付いていますが、ボディのコーティングを施工させていただく場合、サンルーフはボディの一部とみなしてガラス撥水コーティングをサービスさせていただいています。
このように不純物だらけになっていますが、このままコーティングを施工するわけにはいきませんので・・・
ガラス研磨を行って不純物を研磨除去しておきました。
ボディ全体を磨いたら下地処理までが終了。
ここからコーティング施工に取り掛かります。
1層目 クリアー樹脂ベースコート HYP
特殊な研磨技術を使って、1層目のベースコートをクリアー補充していきます。
下地処理で引き出した塗装のツヤ・光沢が更に深みを増してより濃く変化しました。
このベースコートによってティーズクリアーコーティングの最大の特徴である圧倒的なヌレツヤ感が生まれます。
未塗装部分は・・・
専用のコーティング剤を施工して保護しておきました。
2層目 ガラスコーティング TG
3層目 防汚性UPコーティング SF
ベースコートでボディ全体を保護したら、ここから更に2層のコーティングをトップコートしていきます。
ガラスコーティングTGで防御被膜を形成して、防汚性UPコーティングSFで防汚性能をプラスしました。
コーティングのヒーター乾燥処理
コーティング施工後はカーボンヒーターを使って、1パネル毎温度管理しながら乾燥処理をしていきます。
この乾燥処理をすることでコーティングの硬化を促進させるだけでなく、初期不良等も起こり難くなります。
サンルーフ ガラス撥水コーティング
ガラス研磨で不純物を研磨除去しておいたサンルーフには・・・
ガラス撥水コーティングを施工して・・・
こちらもしっかりと乾燥処理を施しました。
このように防汚性がUPしています。
あとは細部仕上げを行って、最終チェックをしたら作業完了です。
ティーズクリアーコーティング Regularの完成
ティーズクリアーコーティング Regular 完成をご覧ください。
このようによみがえりました。
漆黒のヌレツヤ感の復活です。
お客様にも『 また新車みたいになったね。』と大変喜んでいただきました。
今回もカーコーティングをご依頼いただきまして、ありがとうございました。
お客様にはティーズフィルムが付いていますので、何度でもこの良い状態に復活させることが出来ますが、今回のようなコーティングの再施工ではなく、次回は補充メンテナンスでリカバリー出来るような状態をしっかりと維持していきましょう。
今後とも末永いお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。
「愛車のキレイ」を維持するためには、施工技術の確かなプロによるコーティング施工をした上で「日頃のお手入れ」と「定期的なメンテナンス」で維持していくのが理想です。
これらの内容を、詳しくお伝えしているのがコーティング説明です。
- コーティング施工後のアフターの重要性
- コーティングの正しい情報
- コーティング施工業者の選び方
- ティーズフィルム独自の取り組み
一般の方が知らない情報等を含めて、約3時間かけてわかりやすくご説明させていただきます。
特に新車納車前の方には、納車前に気を付けなければいけない点等のアドバイスがたくさんありますので、お早めにお聞きいただければと思います。
担当者が不在のこともありますので、事前にご予約の上、お時間に余裕をもって広島市安佐南区のティーズフィルムにご来店ください。
ご来店前には施工ブログやホームぺージ等、各種SNSをしっかり読んでおいていただくと、よりスムーズに説明が進みますので、是非ご覧いただければと思います。
カーコーティングをご検討中の方は、広島市安佐南区のティーズフィルムに是非ご相談ください。
資格:三級ガソリン・エンジン自動車整備士
三級自動車シャシ整備士
専門:カーコーティング
コーティングメンテナンス・電装等カーコーティングやコーティング施工後のアフターフォロー等を主に担当し、お客様の様々な相談を丁寧な接客で対応しています。
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