トヨタクラウンのカーコーティング- 広島のカーコーティング専門店ティーズフィルムの施工ブログ

塗装修理後にコーティング施工をする場合、必ず修理箇所の磨き直しが必要になります。
これは塗装屋さんの磨きと我々コーティング屋さんの磨きの違いによるものです。
施工の様子をお伝えします。

トヨタクラウンのカーコーティング
1. ティーズクリアーコーティング Regular

トヨタクラウンのカーコーティング

トヨタクラウン
カープロテクションフィルム＆クリアーやカーコーティング等をご依頼いただいているお車です。
今回プロテクションを剥がすにあたり、元々の飛び石傷等の関係でフロント周りを塗装修理しましたが、その磨き直しをするついでに全体をリセットすることになりました。

ティーズクリアーコーティング Regular

特殊照明下における計器類を使用したボディチェック

まずは特殊照明を配置したコーティングブース内において、塗装膜厚計や光沢計等の計器類を用いながら、ボディチェックをしていきます。

見える環境で確認すれば・・・

塗装屋さんの磨き跡や・・・

その他のダメージもしっかりと確認出来ます。

洗って塗るだけのコーティングの場合、これらのダメージは処理出来ませんので、このままコーティングを施工することになります。

よく『何故磨き直す必要があるんですか？』と主張してくる損害保険会社のアジャスターがいますが、コーティングの下地処理をまったく理解していないことがわかります。
塗装したからキレイ・・・というのは、まったく素人の発想です。

コーティングの仕上がりや性能・耐久性等は、土台となる塗装の状態によって大きく左右されます。
だからこそ、その下地処理を適切に行えるようにするためにも、ボディ状態が見えなければ話になりません。
ティーズフィルムが【見えるのも技術】と考える所以です。
設備・環境が整って、初めて技術が伴うということですね。

計器類も使用して塗装の状態をしっかりと把握しましたので、最善の処理を施してキレイに仕上げていきましょう。

下地処理純水洗車

純水洗車から取り掛かります。

ティーズフィルムで各種カーコーティングをご依頼いただいた方には、無料で洗車教室を受けていただいていますが、最近では2回目をうけていただく熱心な方も増えてきました。
正しい洗車方法をプロから聞けるという点だけでも、かなりのメリットだと思います。

下地処理磨き前の下処理

次の工程は、磨き前の下処理です。

洗車で落とすことが出来ない汚れはもちろん、ボディに付着した鉄粉やスケール等の不純物を、特殊溶剤を使って分解除去クリーニングしていきます。

洗車をした後にも関わらず、特殊溶剤を這わせると反応して不純物が浮き上がってきましたので・・・

ボディを傷めることなく、分解除去クリーニングしました。

こちらも不純物の付着がありましたが・・・

分解除去クリーニングしてこの通りです。

この他にもパーツの継ぎ目やモールの溝、エンブレム周りやグリル部分、給油口の中やナンバープレートの裏側まで、特殊溶剤と熊野筆等を使って細部に至るまでクリーニングしていきます。

洗車をした後にも関わらず、このように汚れたタオルが何枚も出るほど不純物の付着がありました。
このクリーニングも大事な工程だということがわかると思います。

ティーズフィルムでは、この純水洗車と磨き前の下処理と全く同じ工程を、コーティング施工した後のコーティングメンテナンスでも超低価格で取り組んでいます。

下地処理ボディ磨き

ボディ全体のクリーニングが終わったら、次はボディ磨きです。
塗装膜厚を極力薄くしない、いつもの研磨工法でツヤ・光沢をしっかりと引き出していきます。

ボディ磨きのビフォーアフター

ボディ磨きによる変化を見ていただきましょう。

こちらは塗装屋さんの磨き跡の磨き直しです。

その他も・・・

少し増えていたダメージをしっかりとリセットしておきました。

ティーズフィルムのボディ磨きは、ただ単に洗車傷や磨き跡等のダメージを磨いて消しているだけではなく、塗装膜厚計や光沢計等の計器類を使用した「塗装を数値化した研磨」によって、コーティングの土台となる塗装を如何に減らさないか・・・を常に考慮しながら、ツヤ・光沢をしっかりと引き出しています。

ボディ磨き前の塗装膜厚は 290ミクロン
塗装修理しているので膜厚は厚めです。

光沢計の数値は 85 ですが・・・

ボディ磨き後の塗装膜厚は 289ミクロン
わずか1ミクロンのみの研磨にも関わらず・・・

光沢計の数値は 92 までUP。

ただ単に磨けばいい、傷を消せばいいということではなく、如何に愛車のキレイを長く維持するか・・・を考えれば、自ずと塗装を一番に考えなければなりません。

ティーズフィルムでは、1工程に磨く塗装膜厚を0.8～1.2ミクロン程度にしていますが、これらを確認するためにも各計器類は必須です。

研磨後の状態を目視で確認をすると・・・

このように変化しています。
これが塗装屋さんの磨きと、我々プロの磨きの違いです。
損害保険会社のアジャスターさんも、これらを見れば磨き直す必要があることが理解出来るんじゃないでしょうか・・・。

このボディ磨きで全体を磨いたら下地処理までが終了。
ここからやっとコーティングに取り掛かります。

1層目クリアー樹脂ベースコート HYP

特殊な研磨技術を使って、1層目のベースコートをクリアー補充していきます。

このベースコートによって、ティーズクリアーコーティングの最大の特徴である圧倒的なヌレツヤ感が生まれ、下地処理で引き出した塗装のツヤ・光沢がより深みを増して変化しています。

2層目ガラスコーティング TG

3層目防汚性UPコーティング SF

ベースコートでボディ全体を保護したら、ここから更に2層のコーティングをトップコート。
ガラスコーティングTGで防御被膜を形成して、防汚性UPコーティングSFで防汚性能をプラスしていきます。

コーティングのヒーター乾燥処理

コーティング施工後はカーボンヒーターを使って、１パネル毎温度管理しながら乾燥処理です。

この乾燥処理をすることでコーティングの硬化を促進させるだけでなく、初期不良等も起こり難くなります。
詳しくは、コーティング説明にてお伝えしています。

あとは細部仕上げを行って、最終チェックをしたら作業完了です。

ティーズクリアーコーティング Regularの完成

ティーズクリアーコーティング Regular 完成をご覧ください。

ヌレツヤボディが復活しました。

お客様にも『ありがとうね～～～。キレイになったよ～～～。』と大変喜んでいただきました。

今回もご依頼いただきまして、ありがとうございました。
プロテクション機能がなくなりましたので、飛び石被害を受けないようにするためにも車間距離をしっかりと空けて走行してください。
今後はこの良いボディ状態をキープしていくために、しっかりとフォローもさせていただきます。
今後とも末永いお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。

カーコーティングをご検討中の方、まずは約3時間のコーティング説明をお聞きください。